2012年8月6日
ピアジオ博物館 (Museo Piaggio) 訪問記 Part.1

ピアジオ博物館 (Museo Piaggio)
所在地:Viale Rinaldo Piaggio 7, 56025 Pontendera (Pisa),Italy
アクセス:ポンテデラ(Pontedera-Casciana T.)駅下車、徒歩3分
オフィシャルHP:http://www.museopiaggio.it/
開館日:10:00~18:00 休館日:日・月・火 入場料:無料
アクセス (map)
フィレンツエ駅からPisa駅(ピサの斜塔で有名な場所)行きのローカル線に乗って、約50分。ポンテデラ(Pontedera-Casciana T)駅にて下車。フィレンツエからの列車の進行方向の左手の出口にでると、目の前はピアジオの工場群です。目の前の道を左手に(フィレンツエ方向)歩くこと約3分で、” Museo Piaggio”のサインが見えます。
レポート:輸入スクーターショップ・コネクティングロッド 支配人 平井健三
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イタリアンスクーター、特にベスパファンにとっては、一度は訪れてほしいピアジオ博物館。この博物館は、ピアジオ本社・ポンテデラ工場群の一角にあり、ベスパを一番最初に生産した工場を博物館として利用しています。
博物館の入り口に立つと、まず見えてくるのが屋外展示されている電車と飛行機。ベスパを作っているピアジオ社の博物館なのに、なんか不思議な光景に思えるかもしれませんが、もともとピアジオ社は第2次世界大戦以前は、飛行機やヘリコプター、列車などを製造していたメーカーなのです。その敗戦により飛行機などの製造が出来なくなり、庶民の安価な移動手段であるオートバイを、航空機メーカーならではの発想で生まれたのがベスパなんだそうです。今でもベスパの特徴であるスチールのモノコックボディは、航空機の胴体を製造する技術を転用、またフロントタイヤの片持ちは、ヘリコプターの車輪から転用したとされています。ベスパは、ピアジオ社が航空機メーカーであったからこそ生まれたスクーターと言えます。
入り口から奥に進むと、左手に本館の入り口が見えてきます。本館に入り真直ぐ進むとベスパの展示スペース、その2階にジレラの展示スペースとなっています。また右手には、ベスパ資料室とミュージアムショップがあります。 フィレンツエをご旅行の際は、半日観光でピアジオ博物館を訪れてみては如何でしょうか。

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